NTTレゾナントは、同社が運営するオンライン教育サイト「イーキューブラーニング」が不正アクセスを受け、10月24日10時30分からサービスを停止している。トップページにアクセスした一部ユーザーは、ウイルスに感染した恐れがあるという。サービスは11月中旬に再開する見込み。
今回の不正アクセスではトップページの一部が改竄され、外部のサイトへ誘導する不正なコードが埋め込まれたという。これにより、トップページへアクセスした一部ユーザーが外部のサイトへ誘導され、ウイルスに感染した可能性がある。サイトが改竄されていた期間は10月22日7時36分頃から10月24日10時26分頃までで、200人強がアクセスしていたという。
感染する恐れがあったウイルスは、Microsoft Data Access Component(MDAC)の脆弱性を悪用する「Exploit-MS06-014」(マカフィーの呼称)で、Internet Explorerが任意のコードを実行したり、クラッシュしたりする恐れがあるという。ただし、「マイクロソフトが提供する最新のセキュリティ修正プログラムを適用していれば、ウイルスに感染する可能性は低い」(NTTレゾナント)としている。
NTTレゾナントによれば、「セキュリティソフトがウイルスを検知した」というユーザーからの通報を受け、調査したところトップページの改竄が判明。不正アクセスの手段や経路は調査中だが、同サイトが管理していた個人情報へのアクセスや流出が行なわれた形跡はないとしている。
関連情報
■URL
不正アクセスに関するご報告とサービス一時停止のお知らせ
http://www.e-cube.goo.ne.jp/20071026-info.html
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・ 「魔法のiらんど」不正アクセスで一部ユーザーにウイルス感染の恐れ(2007/07/19)
( 増田 覚 )
2007/11/07 17:39
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