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地球温暖化に絡めて「クリックして二酸化炭素を減らそう」と呼びかけるスパム
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シマンテックは7日、2007年10月のスパム動向をまとめた月例スパムレポートを発表した。スパムの動向としては、米大統領選挙や地球温暖化などのトピックに絡めたスパムが目立ったほか、MP3ファイルを添付した音声スパムなどの新たな手法が登場したとしている。
10月にメールゲートウェイで検出されたスパムの割合は全メールの70.5%で、9月の70.0%からわずかに増加。検出されたスパムの中では、詐欺やフィッシングのカテゴリーに該当するものが18%あり、9月の13%から増加している。
全スパムのうち画像スパムの割合は7%で、1月の52%をピークとして低い傾向にある。一方、7月にPDFファイルを添付するスパムが登場したのに続き、10月にはMP3ファイルを添付するスパムが登場。シマンテックでは、スパムの送信者はスパムフィルターに対抗するために、常に手法を変化させていると警告している。
また、10月には、米大統領選挙や地球温暖化などのトピックに絡めたスパムが登場。「クリックして二酸化炭素を減らそう」といったメッセージでユーザーを誘導するなど、ニュース性の高いトピックを利用して多くの反響を得ようとしていると分析している。
このほかの注目すべきスパムとしては、ハロウィーンや米国の住宅市場の悪化に絡めたスパムや、サイトに直接誘導するURLではなくGoogleの検索結果ページのURLを記載することでスパムフィルターを回避しようとするスパムなどが挙げられている。
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ハロウィンに絡めたスパムも登場
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米国の住宅市場悪化に絡めたスパムも
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関連情報
■URL
Symantec Spam Report - November 2007(英文、PDF)
http://www.symantec.com/content/en/us/enterprise/media/security_response/whitepapers/Symantec_Spam_Report_-_November_2007.pdf
( 三柳英樹 )
2007/11/07 18:48
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