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ヤフオク落札額を納税に、東京都が来年1月下旬から“物納”システム


 東京都は、「Yahoo!オークション」の落札額を税金の支払いにあてる“物納”システムを2008年1月下旬に開始する。利用者は、東京納税貯蓄組合総合連合会(東総連)に所属する納税貯蓄組合に加入し、申込金2,000円および落札価格の15%を手数料として支払い、残りの金額を納税にあてることになる。

 出品できるのは、時計や宝石、絵画、骨董品、ブランド品などで、縦・横・高さの合計が160cm、重さが25kg以内のもの。フィギュアやトレーディングカードをはじめとする“レアもの”についても「価値があるものであれば出品は可能」(東総連)。ただし、予想落札価格が2万円未満のものや、不動産や自動車、動植物、医薬品などは出品の対象外。

 出品者は11月19日から12月7日までに、出品物を郵送などで東総連に預ける。実際のオークションは、「Yahoo!オークション」において、2008年1月29日から2月5日まで開催される。落札された場合は、手数料を除いた金額が出品者の口座に振り込まれ、住民税や固定資産税、自動車税の支払いにあてる。なお、出品時には東総連との間で、落札金額を納税に使うことを約束する誓約書を交わすことになっている。

 今回の取り組みの目的について東総連では、「都民が所有する財産をインターネットオークションで高額かつ有利に売却し、納税資金を確保していくことにより、納期内納税の一層の推進を図る」とコメントしている。


関連情報

URL
  東京納税貯蓄組合総連合会
  http://www.tosoren.jp/
  Yahoo!オークション
  http://auctions.yahoo.co.jp/


( 増田 覚 )
2007/11/14 19:02

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