Mozillaは19日、次期バージョンのWebブラウザ「Firefox 3」のベータ版(Beta 1)を公開した。Firefox 3 Beta 1はWindows、Mac OS X、Linuxに対応し、日本語版を含む各言語版がダウンロード可能となっている。ただし、ベータ版は開発者向けのリリースと位置付けられているため、一般ユーザーの利用については推奨されていない。
Firefox 3では、新しいレンダリングエンジン「Gecko 1.9」を採用。Gecko 1.9は、過去27カ月に渡って開発が進められ、約200万行のコードを書き直し、11,000以上の問題を修正したとしている。
セキュリティ面では、ロケーションバーのサイトアイコンをクリックするとサイト情報を表示する機能や、ウイルスやスパイウェアを配布しているサイトのブラックリストを参照して警告する機能(Beta 1の時点では未稼働)、詐欺サイトに対する警告機能などの機能を搭載する。
使い勝手の面では、パスワード管理やアドオンの管理、ダウンロード管理画面などを見直して使いやすくするとともに、レジューム機能やページの拡大表示機能などを強化。Windows Vistaのネイティブテーマによる表示や、Mac OS Xのスペルチェッカー機能との連携などに対応する。
また、ブックマークに追加するボタンをロケーションバーに追加するとともに、各ブックマークをタグ(キーワード)で管理できる機能を追加。「mailto:」リンクでWebメールサービスを利用するなど、ローカルアプリケーションの代わりにWebアプリケーションを利用する設定にも対応する。
関連情報
■URL
リリースノート(英文)
http://www.mozilla.com/en-US/firefox/3.0b1/releasenotes/
( 三柳英樹 )
2007/11/20 20:31
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