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動画共有サイトから厳選した作品を公開するサイト「WeShow Japan」


WeShow Japan
 米WeShowは5日、動画ポータルサイト「WeShow Japan」を正式開始した。利用は無料。

 WeShow Japanは、専門のスタッフが、さまざまな動画共有サイトからテーマ別に動画を選び、公開している。対応サイトは、「YouTube」「MySpace」「Metacafe」「Google Video」「Yahoo!ビデオキャスト」「@nifty ビデオ共有」など。

 スタッフは、動画を探す「サーファー」、視聴者の嗜好を考慮して最適な動画を選ぶ「スーパーバイザー」および「編集者」がいる。WeShow Japan専門のスタッフは10人で、日本や米国、ブラジルといった各国に散らばっている。

 現在のカテゴリーは、ファッション、スポーツ、音楽、料理など、168種類用意されており、中には日本独自なものとして、日本のポップ音楽や演歌、伝統芸能や落語といったカテゴリーも用意する。カテゴリーは今後増えるという。

 また、無料のユーザー登録を行なうことで、「お気に入り動画リスト」を作成できるほか、ブログやデスクトップなどで使用可能な「WeShow動画ウィジェット」を入手できる。ウィジェットは、動画のカテゴリーやデザインなどを設定して、HTMLタグを生成する。

 このほか、ユーザー投票による動画コンテスト「WeShow アワード」を実施。各テーマの中から、毎月ナンバー1を決定している。アワードでは、スタッフが各テーマから、10件の動画をノミネートし、サイトに表示。これらの動画は、レベル3からスタートし、毎週、ユーザー投票によって、レベル2、レベル1へと進む。最も投票の多かったものが「今月のWeShow動画」に選ばれる。

 WeShowは、米国をはじめ、英国、ブラジル、ドイツ、スペイン、フランス向けに提供されており、今回、日本版サイトも正式開始されることになった。日本版では、海外の動画共有サイトに投稿された作品であっても、日本向けにタイトルや内容解説を付けなおしているという。米WeShowのマルコス・ヴェトライヒ代表は、「人口の68%以上がインターネットを利用している日本において、WeShow Japanのサービスを開始することができ、非常に光栄」とコメントしている。

 なお、WeShow Japanでは、日本のテレビ番組など、著作権上問題のある動画も公開している。それについて、米WeShowは、「基本的には著作権法に従っている。WeShowはビデオアグリゲーターサイトで、ホストをしているわけではない。サイトでは、動画へのリンクをしているだけ。我々は動画共有サイトも著作権規則に従っていると思っている。著作権侵害のために動画が削除されれば、WeShowの掲載も削除する」と説明する。また、「オンラインビデオ市場の活性化には、制作会社や動画配信会社など、関係各所で新しい取り決めが必要。我々は市場の流通経路として役立ちたいと考えており、コンテンツプロバイダーとも交渉している」とコメントした。


関連情報

URL
  WeShow Japan
  http://www.weshow.com/jp/


( 野津 誠 )
2007/12/05 20:33

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