デンマークのSecuniaは7日、「Skype for Windows」に任意のコードが実行可能となる脆弱性が発見されたと報告した。脆弱性の危険度は5段階で2番目に高い“Highly Critical”と判定しており、脆弱性は最新版の「Skype 3.6」では修正されているとしている。
この問題を指摘したZero Day Initiativeによれば、Skypeをインストールすることで作成される「skype4com」というURIハンドラで、短い文字列を扱う際にメモリ破損を引き起こすことができるという。この脆弱性が悪用された場合、ユーザーがWebサイトを閲覧しただけで任意のコードを実行させられる危険があるとしている。
この脆弱性については、11月15日に公開された最新版の「Skype 3.6」には影響がないとしており、ユーザーに対しては最新版へのアップデートを推奨している。
関連情報
■URL
Secuniaによる脆弱性情報(英文)
http://secunia.com/advisories/27934/
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( 三柳英樹 )
2007/12/07 20:39
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