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PCと携帯電話のネット利用スタイルに大差なし、Jストリーム調査


1日あたりの利用時間
 Jストリームは10日、インターネットユーザーの利用動向調査の結果を公表した。調査によれば、インターネット利用のスタイルでは、「携帯電話利用のPC化」が進行していると指摘。インターネットの利用時間、利用目的、アクセスのきっかけなどにおいて、PCと携帯電話の使われ方に大差がなかった。

 調査は10月22日から26日まで、携帯電話またはPCからインターネットを利用しているネットマイル会員を対象に実施。2,866件の有効回答を集めた。「携帯のみを利用する」「PC、携帯の両方を使うが、主に携帯を利用する」というユーザー1,696人には携帯電話から、「PC、携帯の両方を使うが、主にPCを利用する」「PCのみを利用する」というユーザー1,170人にはPCからアンケートに答えてもらった。

 インターネットの利用時間で最も多かったのは30分から1時間で、「携帯電話のみ+主に携帯」のユーザーでは29.0%、「PCのみ+主にPC」では22.7%だった。利用時間帯では、「PCのみ+主にPC」では「就寝前」が34.7%で最多、次いで「休憩中・くつろいでいる時」が26.7%、「ひまをつぶしたい時」が20.4%の順。一方、「携帯電話のみ+主に携帯」では「休憩中・くつろいでいる時」が31.4%で最多。以下は「ひまをつぶしたいとき」(27.0%)、「就寝前」(20.2%)と続き、Jストリームでは、携帯電話は「必ずしも移動時のメディア」ではないことがわかったとしている。

 インターネット検索の利用状況では、全体の98.4%が「行なっている」と回答。このうち、主にPCで検索をする人が49.1%で最も多く、携帯電話で検索をする人は32.7%、携帯電話とPCの両方で検索する人は16.5%だった。検索の主な目的では、ゲームや音楽を楽しむ目的の携帯電話ユーザーが11.7%を占め、PCの5.3%よりも2倍ほど多かったが、そのほかではPCと携帯電話で大きな差は見られなかった。

 また、企業サイトや商品サイトにアクセスしたきっかけとしては、PCでは「PCサイトでの紹介・広告」が21.5%、携帯電話では「携帯サイトでの紹介・広告」が20.8%が最多。これらを除くと、PCと携帯電話できっかけとなるメディアに差は見られず、メールマガジンやテレビという回答がそれぞれ1割前後で続いた。

 このほか、テレビ視聴がきっかけとなって詳細を検索する場合では、PCを使う人が58.2%で半数を超えた。携帯電話を使う人は33.2%、PCでも携帯電話でも調べないという人は8.6%だった。Jストリームでは、テレビで「続きはWebで」といった誘導が行なわれ、詳細を調べる場合でも、PCだけではなく携帯電も利用されていると指摘している。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.stream.co.jp/company/press/2007/071210/


( 増田 覚 )
2007/12/10 21:35

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