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政府機関のメールサーバー、セキュリティ対策実施率は94%~NISC調査


 内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は12日、「情報セキュリティ政策会議」の第15回会合を開催し、政府機関のメールサーバーを対象として実施したセキュリティ対策状況の検査結果が報告された。

 NISCでは、全19府省庁のメールサーバーを対象としたセキュリティの対策状況に関する重点検査を実施。不正プログラム対策、サーバー管理、不正アクセス対策、情報保護対策の4つのカテゴリーについて、NISCが配布した調査票に基づく各府省庁の内部調査の結果をまとめた。調査は2007年9月末時点の実施状況で、調査対象は約1,900台。

 OSやメールサーバーソフトのアップデート状況など、政府機関のメールサーバーに関するセキュリティ対策の実施率は全体で94%。省庁別では、100%対策を実施している「A評価」が10省庁、80%以上実施している「B評価」が9省庁となった。A評価となった省庁は、人事院、警察庁、金融庁、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、環境省、防衛省。また、B評価となった省庁については、2008年度中には対応を完了させる予定としている。

 会合ではこのほか、「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準」の第3版への改定に向けたパブリックコメント案と、次期情報セキュリティ基本計画の策定に必要な基本計画検討委員会の設置が決定された。


関連情報

URL
  情報セキュリティ政策会議
  http://www.nisc.go.jp/conference/seisaku/index.html

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( 三柳英樹 )
2007/12/13 16:58

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