東京大学大学院生の大倉務氏は13日、ブログ分析サービス「blogeye」を公開した。利用は無料。分析結果から、性別や年齢、地域別の話題ランキングを表示する。
blogeyeでは、ブログから抽出された、性別・年齢・地域ごとの話題ランキングや、検索したキーワードが使用された日付・性別・年齢・地域ごとの頻度分布を表示する。
話題ランキングは、より多くのブログで書かれたキーワードをポイント換算し、上位10件を表示する。特に話題にされている性別や年齢、地域もわかる。キーワードが使われたブログのタイトルも表示。データは5分毎に更新される。キーワード検索をした場合は、キーワードを使用しているブログ記事を一覧表示する。
ブロガーの属性推定には、独自に開発したブログ記事からの著者属性推定技術を用いている。同技術では、多数のブログを統計的に分析して得た辞書を用いることで、ブログに含まれる僅かな特徴も捉え、著者属性を推定するという。また、地域・年齢ごとの流行分析には、少ないデータからも確実に流行を検出できるという独自開発の流行分析アルゴリズムを使用している。
blogeyeは、東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程の大倉務氏が開発したサービス。情報処理推進機構が主催する2007年度第I期未踏ソフトウェア創造事業の一環「ブログを用いた『なんでも早期発見システム』の開発プロジェクト」の成果として公開された。大倉氏はblogeyeについて、「ユーザーのフィードバックを活かし、ブログの属性分析を中心とした研究成果を公開していくことで、継続的に役立つ情報を提供する」としている。
関連情報
■URL
blogeye
http://blogeye.jp/
( 野津 誠 )
2007/12/13 19:42
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