ネットレイティングスは、日本人がよく使っている動画共有サイトのランキングを発表した。インターネット利用動向調査サービス「Nielsen//NetRatings」で集計した10月における家庭からのアクセスをまとめたもので、同社が発行するメールマガジン「Nielsen//NetRatings レポーター」12月15日号の記事で紹介している。
それによると、利用者数で最も多かったのは「YouTube」で1,455万1,000人、次いで「ニコニコ動画」が386万人と、1,000万人以上の差が開いた。しかし、1人あたりの利用時間では、ニコニコ動画が2時間50分10秒、YouTubeが1時間6分53秒と、ニコニコ動画が2倍以上だった。同じく利用頻度でも、ニコニコ動画(8.09回)がYouTube(5.43回)を上回った。
この結果についてネットレイティングスでは、「2ちゃんねる的なコメント機能や『職人』による高品質動画などが醸し出す臨場感と一体感が、ユーザーを引き付けている」と分析している。なお、2ちゃんねるは、利用者数885万5,000人、利用時間56分4秒、利用頻度6.27回。利用時間と利用頻度では、ニコニコ動画が2ちゃんねるを超えていた。
また、トップ10のうち3位に「Dailymotion(仏)」、6位に「veoh(米)」、8位に「Pandora.TV(韓)」、10位に「LiveVideo(米)」がランクインし、海外系サイトも多く見られた。
このほか、トップ10圏外だった国内の動画共有サイトの利用者数では、「字幕.in」が11万9,000人、「ワッチミー!TV」が10万3,000人、「eyeVio」が6万5,000人、「Rimo」が1万6,000人、「ニフニフ動画」が1万1,000人だった。字幕.inとニフニフ動画は、動画にコメントを付けられるサイト。この類のサイトの中では、ニコニコ動画が多くのユーザーから支持されていることがわかるとしている。
関連情報
■URL
Nielsen//NetRatings レポーター
http://www.netratings.co.jp/hot_off/reporter2.html
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( 増田 覚 )
2007/12/14 13:20
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