三井住友銀行は、電話による「振り込め詐欺資金返還ホットライン」を設置したと発表した。振り込め詐欺などにより、同行の口座に資金を振り込んでしまった人からの照会を18日から受け付ける。
ホットラインは、「犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律(振り込め詐欺被害者救済法)」の成立を踏まえて設置したもの。同法は、振り込め詐欺などの犯罪によって金融機関の不正利用口座に振り込まれ、滞留している犯罪被害資金を被害者に返却することを骨子としているという。
三井住友銀行では、同法が施行される2008年6月以降、同行の口座に滞留する被害資金を1人でも多くの人に返却できるよう対応していくという。なお、資金返還が始まるのは2008年6月以降のため、ホットラインではそれまで被害の申し出を受け付け、実際に返還の手続きが行なわれる際に連絡するかたちになる。
同行ではこれまでも、振り込め詐欺を防止するための取り組みとして、不正利用口座の開設防止や利用停止、口座開設時の本人確認強化、不正利用が判明した口座の迅速な凍結などを行なってきたという。ホットラインの開設は、振り込め詐欺被害者救済法の成立を受け、この取り組みを強化するものだとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.smbc.co.jp/news/html/j200244/j200244_01.html
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( 永沢 茂 )
2007/12/18 14:54
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