米Symantecは18日、セキュリティスイートソフトの新バージョンである「Norton 360 バージョン2.0」を2008年第1四半期に発売すると発表し、その新機能を紹介した。バージョン2.0の主要な新機能は、ブラウザ保護、パスワード保護、バックアップメディア選択肢の増加の3つだ。
ブラウザ保護に関しては、犯罪者がブラウザの脆弱性を突き、コンピュータに侵入しようとしているため、新バージョンではブラウザ保護機能を強化し、未知のマルウェアが侵入できないようプロアクティブにブロックできるようになった。また、パスワードを保護する「Norton Identity Safe」を搭載し、インターネット詐欺でパスワードが盗まれないようにしたほか、信頼するサイトにはワンクリックでログインすることもできるようになった。さらに、バックアップに使用するメディアのオプションが追加され、ブルーレイディスク、iPod、共有ドライブにもデータをバックアップできるようになった。
その他の新機能としては、バックグラウンドでセキュリティやパフォーマンスに関連したタスクを実行できるスキャン機能、ネットワークのセキュリティ設定を支援するためのネットワーク地図表示機能、個々のファイルやフォルダを右クリックメニューでマニュアルスキャンできる機能がある。
さらに、不要なレジストリファイルの削除機能、タスク完了時に自動的にシャットダウンできる機能、特定のファイルやフォルダを右クリックでバックアップに追加できる機能が追加された。Firefoxへの対応も強化され、フィッシング詐欺保護機能がFirefoxのWebサイト認証機能と連動するようになったほか、ブラウザクリーンアップ機能も新たにFirefoxに対応した。
Norton 360 バージョン2.0は、米SymantecのWebサイト上で18日からベータ版が公開されている。
【お詫びと訂正 2007/12/26 20:25】
記事初出時、「Norton 360 バージョン2.0」の発売日を「2008年1月初め」と記述しておりましたが、正しくは「2008年第1四半期」です。また、「近くベータ版が公開される予定」と記述しておりましたが、すでに12月18日からベータ版が公開されています。お詫びして訂正いたします。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.symantec.com/about/news/resources/press_kits/detail.jsp?pkid=n360_2_0_beta
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/12/19 11:37
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