アップデイトのモバイルマーケティングデータ研究所(MMD研究所)は20日、「第2回いじめに関する実態調査」の結果を公表した。いじめの内容としは、ネットの掲示板やブログなどでの中傷が21.6%あった。
調査では、携帯電話向けの小説サイトや無料ホームページ作成サービスなど、モバイルサイトを運営する10社/12サイトでWebアンケートを実施した。期間は12月7日から11日で、2,767人から回答を得た。回答者は男性28.1%、女性71.9%で、年齢は18歳(28.8%)が最も多い。
過去にいじめを受けた経験がある人は45.7%で、現在いじめを受けている人4.7%を含めると約半数が被いじめ経験者だった。また、いじめを目撃したことがある人は28.9%で、その場所としては「学校」が99.1%で大半。次いで「インターネット上の掲示板やSNSなど」15.7%だった。
被いじめ経験者、いじめ目撃経験者を対象に、いじめの加害者を尋ねたところ、「同級生、先輩」が98.4%を占めた。いじめの内容では、「かげ口、悪口」80.9%、 「無視、仲間外れ」78.6%、「言葉の暴力」49.4%などが多かった。このほか、「インターネット上の掲示板、ブログなどでの中傷」21.6%、「携帯メールでの悪口、いやがらせ」13.2%などもあった。
また、いじめを経験、目撃した際に「誰にも相談しなかった」は50.1%で半数に上った。今後いじめにあったら相談したい人としては、「同級生、先輩」43.3%、 「家族、親戚」25.4%が多かった。インターネット上の知人に相談するとした人は3.1%だった。
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■URL
ニュースリリース
http://mmd.up-date.ne.jp/news/detail.php?news_id=118
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( 野津 誠 )
2007/12/20 13:22
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