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「アルファブロガー・アワード」の今後について運営委員会が説明


シックス・アパートの関信浩代表取締役

同社コーポレートマーケティングディレクターの清田一郎氏
 シックス・アパートとアジャイルメディア・ネットワーク(AMN)は25日、両社が運営するブログコンテスト「アルファブロガー・アワード(ABA)」の今後について記者説明会を行なった。

 シックス・アパート コーポレートマーケティングディレクターの清田一郎氏は、ABA 2007の経験を踏まえた上で、今後、選出方法や投票方法を改良し、1年後にABAを実施する予定とした。また、ブロガーの質を向上させるようなイベントも夏頃に行なうという。

 清田氏は、情報の分野ごとにあるブロガーのコミュニティ間の横断がないためにセル化が進み、自分のいるコミュニティ以外のブログに気付かなかったと説明する。「ABA 2007によって、IT業界とは無縁の業界に関するコミュニティ(ブログ、mixi、Webサイト、メーリングリストなど)で、質の高い発信者(ブロガー)がいることに気付いた」。

 また、ABA 2007の結果発表後の動向としては、「他のブロガーも同じく、自分の知らないブログをABAを通じて知った」「自分たちのコミュニティを他の人に知ってもらうきっかけになる」とったアルファブロガーの反応を紹介。清田氏は、「扱う情報はニッチだが、同じ業界以外の人にもオープンにしていきたいと思っている点が今のコミュニティの特徴」とした。


今後の展開
 今後のABAの役割としては、「知る人ぞ知るコミュニティを発掘すること」「コミュニティを横断して紹介すること」「コミュニティのキーパーソンに別のコミュニティを紹介してもらうこと」を挙げる。

 「次回以降は、ABAで年2回何かできればと思う。1つはブログを選出して投票するアウトプット的なイベント。もう1つは、アウトプットに向けたインプットとして、エデュケーション的なイベントを夏頃に行ないたい」(清田氏)。

 “インプット”の具体的な内容は決まっていないが、「ブログが普及していない業界へもブログを広めて、裾野を広げたい。また、ブロガーに対しても、自分たちのコミュニティを広めるための手法を紹介してきたい」という。「アウトプットとインプットをエコシステムとして回転させることで、ブログに関わる人たちをサポートしていきたい」。

 また、シックス・アパートの関信浩代表取締役は、「今回、ブログの選出方法を変えてやってみたが、セル化されたコミュニティを発掘するという意味では、まだまだ改良すべき余地がある。投票方法も改良したい」とした。さらに、「ブロガーに対して、世の中のトレンドなど最新情報の提供や、ブログを収益化するためのアドバイスもABA委員会としてやっていきたい」とコメントした。

 清田氏は、「今回、ABA 2007の実施にあたり、ブログに対して権威的なことをするのはいかがなものかという意見も多くいただいた」と話す。これについては、「我々は権威になる考えはなく、各分野のコミュニティを横断してブログを紹介するハブ的な役割を担いたい」との考えを示した。


ABA 2007で実感したこと 今後必要とされていること

関連情報

URL
  アルファブロガー・アワード 2007
  http://alphabloggers.com/

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「アルファブロガー・アワード 2007」結果発表イベントを開催(2007/12/10)


( 野津 誠 )
2007/12/25 18:26

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