iPhoneを狙った初のトロイの木馬、Symantecが警告

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iPhoneを狙った初のトロイの木馬、Symantecが警告

　米Symantecは7日、米Appleのスマートフォン「iPhone」を狙ったトロイの木馬が登場したという報告があることを、公式ブログで伝えた。

　複数の報告によれば、「iPhone firmware 1.1.3 prep」という名称のパッケージが出回っており、「新しいファームウェアのインストール前に適用が必要な重要なシステムアップデート」といった偽の説明でユーザーにインストールを促すという。

　このパッケージは、インストールしてもiPhoneにはあまり大きな影響は無いが、パッケージをアンインストールしようとすると、コマンドラインユーティリティやOpenSSHなどいくつかのアプリケーションが同時に消去されてしまうという挙動を示すとしている。

　Symantecでは、このパッケージはiPhoneを狙った最初のトロイの木馬となるが、おそらくはいたずら目的のもので、アンインストール時の動作も予想外の副産物のように見えるとコメント。ユーザーへの危険は最小限で、ファイルが置かれていたサイトも現在は閉鎖されているが、iPhoneユーザーに対しては今後インストールするパッケージには注意を払うよう呼びかけている。

関連情報

■URL
　 Symantec公式ブログの記事（英文）
　 http://www.symantec.com/enterprise/security_response/weblog/2008/01/first_sightings_of_malicious_i.html

（三柳英樹）
2008/01/08 18:11

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