ネットエージェントは9日、年末年始(2007年12月26日~2008年1月6日)にファイル交換ソフト「Winny」および「Share」を使用していたPCの台数(ノード数)を発表した。前年同時期のノード数と比べて、Winnyはやや減少した一方でShareは観測以来最多の結果となった。
Winnyのノード数は平均約31万強で、最も多かったのは1月6日の36万2,121ノード、最も少なかったのは1月1日の27万9,272ノード。帰省時期の直前・直後に稼動していたノード数は35~36万前後だったが、帰省や旅行で家を不在にする時期は利用者が少なくなる傾向が見られた。前年同時期の数値と比較すると、平均で約6万ノード前後の減少となった。
Shareのノード数は平均約16万強で、過去いずれの調査時の平均値も上回る観測以来最多の数値を記録。最も多かったのは1月6日の18万2,572ノード、最も少なかったのは1月1日の14万8,842ノードだった。
ネットエージェントでは、「Shareは、Winnyのユーザーが移行している傾向があると見られていたが、今回同時に計測したWinnyと対比すると、Shareのノード数増はWinnyのノード数減より若干少ない程度だった」と指摘。また、「LimeWire」や「Cabos」など、他のファイル交換ソフトに流れたユーザーも視野に入れると、ファイル交換ソフトの利用者全体の総数が減少しているとは言えないとしている。
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年末年始のWinnyノード数推移
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年末年始のShareノード数推移
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関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.netagent.co.jp/press/20080109.pdf
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( 増田 覚 )
2008/01/09 12:39
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