米Googleは14日、Appleの携帯電話「iPhone」でGoogleの各種サービスを利用する際のユーザーインターフェイスを改良したと発表した。Ajax技術も採用され、各種アプリケーションの動作が高速になり、ユーザビリティが向上している。
ユーザーインターフェイスは、iPhoneのタッチスクリーンで操作しやすいようにデザインし直されたほか、「Google.com」のメニューバーに自分の好みのGoogleアプリケーションを登録できるようになった。さらに、一度Googleアカウントにログインすると、ログインし直さずにGoogleの他のサービス(例えばGmail、Calendar、Reader、Docs、Picasa)を利用できるようになった。
今回の改良では、PC向けサイトでは頻繁に利用されているAjax技術が採用された。この技術の採用によって、Gmailで新着メールが自動的にポップアップするようになり、これまでのように手動で更新する必要がなくなった。また、オートコンプリート機能が付いたことによって、連絡先を素早く探せるようになった。さらに、iGoogleガジェットがiPhoneでも利用できるようになった。PCで使用している天気、株式、ニュースフィードなど様々なiGoogleガジェットをそのままiPhoneでも利用することができる。さらに、Google Calendarでも1カ月分のスケジュールを一度に表示できるようになった。
iPhone向けのこのサービスは、米国内でiPhoneから「www.google.com」にアクセスするだけで、自動的に利用できるようになる。Googleでは、このサービスを将来的には米国以外の地域で提供されているiPhoneや、iPhoneと似たユーザビリティまたはブラウザ機能を持つ他のプラットフォームにも移植していきたい考えだ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.google.com/intl/en/press/annc/mobile_macworld_08.html
Gmail公式ブログの該当記事(英文)
http://gmailblog.blogspot.com/2008/01/new-gmail-for-iphone.html
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・ Googleが「iPhone」「iPod Touch」専用ユーザーインターフェイス公開(2007/12/06)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/01/15 12:32
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