米Appleは15日、携帯音楽プレーヤー「iPod touch」および携帯電話「iPhone」のソフトウェアアップデートで複数の脆弱性を修正した。ソフトウェアアップデートのバージョンはともに「1.1.3」。
今回公開されたソフトウェアアップデートではまず、悪意のあるURLにアクセスすると、アプリケーションが終了したり、任意のコードが実行される恐れがある脆弱性を修正。また、iPod touchとiPhoneに搭載されるブラウザ「Safari」で悪意のあるWebサイトにアクセスした場合、機密情報が漏洩する恐れがある脆弱性も修正した。細工の施されたWebサイトにアクセスした場合、クロスサイトスクリプティング攻撃を受け、ユーザーが入力した情報が第三者に送信される可能性もある。これら2つの脆弱性は、iPod touchソフトウェア1.1~1.1.2およびiPhoneソフトウェア1.0~1.1.2が影響を受ける。
このほか、iPhoneにおいて、アクセス権限のないユーザーがパスコードロックを回避し、任意のアプリケーションを立ち上げる脆弱性を修正している。この脆弱性の影響を受けるのはiPhoneソフトウェア1.0~1.1.2。
関連情報
■URL
iPhone v1.1.3とiPod touch v1.1.3のセキュリティについて(英文)
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=307302
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・ 「iPod touch」に有料ソフトウェアアップグレード、新ソフト追加など(2008/01/16)
( 増田 覚 )
2008/01/16 19:14
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