| イー・アクセスは16日、アッカ・ネットワークスの筆頭株主となったことに伴い、アッカ・ネットワークスに対して木村正治社長など3人の取締役を不再任とし、新たに小畑至弘氏など4人を取締役として選任することを求める株主提案を行なったと発表した。
 
 イー・アクセスの株主提案では、アッカ・ネットワークスの木村正治社長、湯崎英彦副社長、廣野公一取締役の3人を不再任とし、新たにイー・アクセスの小畑至弘氏、大坂宗弘氏、エリック・ガン氏(非常勤)、石田雅之氏(非常勤)の4人を取締役として選任することを求めている。
 
 イー・アクセスでは、アッカ・ネットワークスは個人向けDSLの売上減少を法人向けサービス事業やM2Mを含むソリューション支援等の新規事業によってもカバーできず、2006年度に続いて2007年度も減収減益が見込まれており、経営上の岐路に立たされていると説明。アッカ・ネットワークスの株価は2006年後半から上場時の公募価格をはるかに下回る水準で推移しており、「これは市場の失望の表われであるとも考えられる」として、この状況を打開するために経営陣の一新を求めるとしている。
 
 イー・アクセスでは、1月11日時点でアッカ・ネットワークスの発行済み株式総数の13.10%を保有しているとして、筆頭株主の立場から経営の抜本的改革を求めるため、アッカ・ネットワークスの第8回定時株主総会の付議議案に含めるよう株主提案を行なったとしている。
 【追記 21:55】
 アッカ・ネットワークスは16日夜、3月開催の第8回定時株主総会における株主提案権行使に関する書面をイー・アクセスから受領したと公式に発表。アッカでは、この提案への対応について「当社社外取締役を含む取締役会において、株主価値の最大化を第一義に、提案内容を慎重に検討した上で株主の皆様にお知らせする予定」とコメントしている。
 関連情報
 
 ■URL
 イー・アクセスのニュースリリース
 http://www.eaccess.net/cgi-bin/press.cgi?id=683
 アッカ・ネットワークスのニュースリリース(PDF)
 https://www.release.tdnet.info/inbs/11100890_20080116.pdf
 
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 ・ アッカの筆頭株主がイー・アクセスに(2008/01/16)
 
 
 
 
( 三柳英樹 )
2008/01/16 19:57
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