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総務省、地域向けWiMAX免許の申請受付を3月3日開始


 総務省は29日、2.5GHz帯の周波数を使用する広帯域移動無線アクセスのうち、固定系地域バンドを使用する無線局の免許申請を3月3日から受け付けると発表した。

 固定系地域バンドは、地域のデジタルデバイドの解消や公共サービスの向上などの目的で無線ブロードバンドサービスを展開する事業者に対して割り当てられる周波数。原則として、市町村単位で免許が割り当てられる。使用する周波数は2,575MHz~2,595MHzのうち10MHz幅で、通信方式はWiMAXを対象としている。

 2.5GHz帯の広帯域移動無線アクセスについては、サービスを全国展開する事業者向けの周波数と、市町村地域でのサービスを想定した固定系地域バンドの2種類があり、サービスを全国展開する事業者としては、WiMAXを使用するKDDI系のワイヤレスブロードバンド企画と、次世代PHSを使用するウィルコムに対して免許が割り当てられている。

 総務省では、固定系地域バンドを使用する無線局の導入に向けて、電波法関係審査基準の一部を改正する訓令案を作成。意見募集で寄せられた意見を踏まえて、電波法関係審査基準を改正した。これにより、3月3日から免許申請の受付を開始する。4月7日までは公募期間として、提出された申請は受付順に関係なく審査し、4月8日以降は受付順に審査する。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080129_3.html
  関連記事:総務省、2.5GHz帯の開設指針を制定へ。新規参入2社への割当方針は維持[Broadband Watch]
  http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/18780.html


( 三柳英樹 )
2008/01/30 14:15

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