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米MSが米Yahoo!の買収提案で会見。Googleへの対抗力を強化


MicrosoftのバルマーCEO(写真は2007年11月の来日時のもの)
 米Microsoftは1日(現地時間)、米Yahoo!に対する買収提案に関して記者会見を開催した。会見には同社CEOのスティーブ バルマー(Steve Ballmer)氏らが出席した。

 米Yahoo!に対する買収提案に関してMicrosoftは、双方の株主や労働者、ユーザーにメリットがあるものと説明。成長が続いているインターネット広告市場に対しても、売上高の拡大が見込めるとした。

 バルマーCEOは、インターネット広告市場や検索市場で米Googleが1位を占めており、「1社では対抗は難しく、Yahoo!と連携することで競争が可能になる」とした。また、技術者のリソースは限られている点を挙げ、「両社の技術者が一緒になることで、検索や広告プラットフォームなどで技術力の向上が期待できる」と語った。

 一方、日本のYahoo! JAPANはソフトバンクが41.1%の株式を持つ筆頭株主で、次いで米Yahoo!が33.4%を保有している。また、中国市場ではアリババが高いシェアを持っている。これに関しては「当然理解しているし、Yahoo!との協力によって変化が生じるのを期待している」とした。

 なお、買収が成立した場合のブランドに関しては、「Yahoo!が持つブランド力は素晴らしい」とコメント。バルマーCEOは、Windows LiveやOffice Liveといった自社のオンラインサービスブランドを挙げ、「これらもパワフルなブランドであり、(買収成立時には)両社スタッフによるチームを組織して検討したい」と述べた。


MicrosoftがYahoo!を買収することによって生み出される相乗効果。左から、研究開発能力の拡大、新たなユーザーエクスペリエンスの提供、規模の経済(生産量の増大につれて平均費用が減少する結果、利益率が高まること)、運営効率の向上 オンライン広告市場の推移。2007年は410億ドル、2008年は530億ドル、2009年は650億ドル、2010年は780億ドルに達する見込みだという

MicrosoftがYahoo!を買収することで、1)新たな時代の技術革新、2)技術的な資産の補完、3)新たなコミュニティおよびソーシャルプラットフォームのチャンス、4)Webサービスにとってオープンなプラットフォーム――が生み出されるという 取引概要。マイクロソフトは446億ドルを提示、1株あたり31ドルの現金またはMicrosoft0.9509株を割り当てる

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URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2008/feb08/02-01CorpNewsPR.mspx

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( 村松健至 )
2008/02/01 23:47

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