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「Mac OS X 10.5.2」公開、主要アプリの不具合など多数修正


 アップルは11日、Mac OS X 10.5(Leopard)のアップデート版となる「Mac OS X 10.5.2」と「Mac OS X Server 10.5.2」、およびSecurity Update 2008-001を公開した。Security UpdateにはMac OS X 10.4関連の修正も含まれる。

 アップデートプログラムは、アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」機能や、Webサイト「アップルソフトウェア アップデートページ」から入手できる。アップルではすべてのユーザーに対してアップデートを推奨している。

 Mac OS X 10.5.2では、主要アプリケーションの安定性向上や不具合修正を行なっている。「iCal」では、繰り返し会議に対する応答や、会議がキャンセルされてもカレンダーに残る問題などを修正。「iChat」では、テキストチャットでユーザーが送信者からのメッセージを受信できない問題や、AIM 6と他社製ルータとのビデオチャットの互換性問題などを修正した。

 「Finder」では、カラム表示でフォルダコンテンツを表示した際、Finderが予期せず終了する問題や、フォルダエイリアスのアクセス権を設定できない問題などを修正。「Mail」では、RSSフィードをMailで配信できない問題や、下書きフォルダにあるメッセージの削除に関する問題などを修正した。

 このほか、「AirMac」の安定性向上や、PDFファイルをプレビューしたときの安定性向上、印刷関連の問題修正、RAW画像のサポートカメラ機種追加、リモート機能「どこでもMy Mac」における他社製ルータのサポート追加などを行なった。バックアップ機能「Time Machine」の機能向上も行なっている。

 セキュリティ関連では、システムで削除したアプリケーションをTime Machineから起動できてしまう問題や、「Safari」で悪意のあるプログラムが仕込まれたURLに移動すると、アプリケーションが終了したり、任意のコードを実行される可能性などを修正。また、「Terminal」の入力認証の問題や、Webサイトのブロック解除要求により、ペアレンタルコントロールの実行情報が知られる問題、「X11」に関する複数の脆弱性を修正した。

 今回公開されたSecurity Update 2008-001には、Mac OS X 10.4.11、およびMac OS X Server 10.4.11に関する修正も含まれている。Mailのメッセージ内URLから任意のコードが実行される可能性、ローカルユーザーがシステムのアクセス権を使って任意のコードを実行できる問題などを修正している。


関連情報

URL
  Mac OS X 10.5.2 Update について
  http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=307109-ja
  Mac OS X 10.5.2のセキュリティコンテンツおよびSecurity Update 2008-001について
  http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=307430-ja

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( 野津 誠 )
2008/02/12 15:43

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