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W3C XML 10周年祝賀企画サイト
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World Wide Web Consortium(W3C)、マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所、欧州情報処理数学研究コンソーシアム、慶應義塾大学SFC研究所は13日(日本時間)、「Extensible Markup Language(XML)」の生誕10周年を記念して、XMLの開発や普及に貢献した関係者や個人の功績を称える通年イベントを実施すると発表した。
「XML 1.0」のW3C勧告が公開されたのは、1998年2月10日。以来、オープンで簡潔・柔軟なデータ記述型式として、Webにとどまらず広範なデータ交換に用いられている。XML 1.0の共著者の1人であるSun MicrosystemsのTim Bray氏は、「デスクトップPCや携帯機器、サーバーを問わず、XMLを処理しないコンピュータなどありえない。これは、特定のコンピュータやソフトウェアに依存せずに、情報を梱包・送信・利用できることを示しており、非常に優れている」などとコメントしている。
また、W3Cでは「XMLの成功は、献身的な個々人が、W3Cの標準化手続きに則り、より幅広い関係者らと密接に連携し、業界を一変させるほどの成果を収められることを示した動かざる証拠に他ならない」とコメント。祝賀企画では、W3C XML作業部会およびメーリングリストの参加者、SGML(Standard Generalized Markup Language)関係者、xml-devメーリングリスト参加者らを称えるという。XML関係者へのビデオインタビューや、2008年に開催されるXML関連イベントなどでのXML10周年記念品の配布を予定している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.w3.org/2008/02/xml10-pressrelease
関連記事:W3CがXML 1.0を勧告
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/980212/xml10.htm
( 永沢 茂 )
2008/02/13 20:14
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