ノルウェーのOpera Softwareは20日、Webブラウザ「Opera 9.26」をリリースした。現在、Windows版、Mac版、Unix版をダウンロードできる。Opera 9.26では、前バージョンで発見された3つの脆弱性を修正しているため、ユーザーにはアップグレードが推奨されている。
修正した脆弱性は、特殊なテキストを入力することによって任意のファイルをアップロードできてしまう問題と、スクリプトを実行するために画像プロパティを利用できてしまう問題、DOM属性値によってクロスサイトスクリプティングができてしまう問題の3つ。
Windows版、Mac版、Unix版共通の改良点としては、OperaがWindows Server 2008に暗号化接続する場合などの安定性上の問題を修正。この問題は、Opera 9.0~9.25で観察されていた。このほかにもいくつかの安定性の問題を改良している。
また、Mac版の改良点としては、RealPlayerコンテンツがうまく再生できなかった問題を修正し、再びOperaで再生できるようになった。さらに、Mac OS X 10.5 LeopardでFileVaultを使用している場合に、Operaが起動しなかったバグが修正されている。
関連情報
■URL
Opera 9.26の変更点(Windows版)
http://www.opera.com/docs/changelogs/windows/926/
Opera 9.26の変更点(Mac版)
http://www.opera.com/docs/changelogs/mac/926/
Opera 9.26の変更点(Linux版)
http://www.opera.com/docs/changelogs/linux/926/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/02/21 11:53
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