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KDDIやGoogleなど6社、日米間光海底ケーブルの共同建設に合意


Unityは、太平洋横断光ケーブルの容量を当面の間、20%拡張することから開始する
 KDDIやGoogleなど6社は26日、日米間光海底ケーブル「Unity」の共同建設協定を締結したと発表した。共同建設するUnityは最大容量7.68Tbps(7,680Gbps)の海底ケーブルで、2010年1月~3月の運用開始を予定している。

 6社は、日本と米国を直接結ぶ総延長約1万kmの光海底ケーブル「Unity」を共同で建設することに合意し、協定を締結した。6社にはKDDIとGoogleのほか、インドのBharti Airtel、マレーシアのGlobal Transit、香港のPacnet、シンガポールのSingTelなどの通信会社が参画している。

 Unityは、最大7.68Tbpsまでの容量拡張が可能な光海底ケーブルとして、急増する日米間のトラフィック需要に対応するとともに、アジア地域向けの光海底ケーブルと接続することで、アジア-米国間の通信需要にも対応する。陸揚地は日本側が千葉県の千倉、米国側がカリフォルニア州のロサンゼルス。運用開始は2009年度第4四半期(2010年1月~3月)の予定で、総建設費は約3億ドルを見込んでいる。


【追記 15:00】
 Googleによると、今後アジアにおけるインターネット利用が拡大することで、ユーザー全体の帯域需要が急増するのはもちろん、同社自身もYouTubeやGoogle Earthといった大容量コンテンツを提供していることも、同社がUnityに参画した背景にあるという。数年後にはYouTubeなどの利用者もコンテンツも増加することが予想されるため、このような光海底ケーブルを構築しておくことが必要だと判断した。


関連情報

URL
  ニュースリリース(KDDI)
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/0226/index.html
  ニュースリリース(Google)
  http://www.google.co.jp/intl/ja/press/pressrel/20080226.html

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( 三柳英樹 )

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