Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

中国製食品の農薬混入でニュースサイトが訪問者増、comScore1月度調査


 英comScoreは2月29日、日本のWebサイトに関する1月の利用動向調査結果を公表した。大阪府知事選挙や大相撲初場所、中国製食品への農薬混入疑惑などに注目が集まり、「J-CAST.COM」「SPONICHI.CO.JP」「JIJI.COM」などのニュース関連サイトが訪問者を増加させたという。

 調査によれば、1月に最も訪問者が増加したサイトは「J-CAST.COM」。2007年12月の147万人から2008年1月は267万8,000人と、82%増加した。次いで2位は「SPONICHI.CO.JP」で65%、3位は「JIJI.COM」で28%、4位は「FRESHEYE.COM」で24%、5位は「YOMIURI.CO.JP」と「Mizuho Financial Group」で20%の伸びを示した。

 また、最も訪問者が増加したサイトのカテゴリは教育関連サイトで、12月の179万1,000人から1月は264万人と、前月比で47%の伸びを示した。次いで、不動産関連サイトが359万6,000人から522万9,000人と45%増加。このほか、ビジネス関連サイトが31%、自動車関連サイトが30%、キャリア関連サイトが29%と、それぞれ3割程度増えている。

 comScore日本法人であるコムスコア・ジャパン代表取締役の佐藤英丸氏は、「1月は、就職や入学に向けての準備や情報収集を始める時期。また、住宅の売買や賃貸の情報も集めることから、不動産関連サイトが訪問者を集めたのではないか」と分析している。

 このほか、ユニークビジター数では、ヤフーが4,296万4,000人でトップ。以下は、グーグル(3,296万6,000人)、楽天(2,992万1,000人)、マイクロソフト(2,937万1,000人)、NTTグループ(2,707万6,000人)の順となっている。1位と2位、5位は先月と変わらず、楽天がマイクロソフトを抜いて3位にランクインした。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.comscore.com/press/release.asp?press=2082

関連記事
国内サイト成長率トップは「イザ!」、英comScoreの6月度調査(2007/08/03)


( 増田 覚 )
2008/03/03 20:28

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.