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Web標準化団体のWeb Standards Project(WaSP)は3日、Webブラウザが標準規格を満たしているかどうかを確認する最新テストの1つである「Acid3」を公開したと発表した。| 
 |  | Acid3テストの結果例(Windows XP上のFirefox 2.0.0.12) |  
 Acid3テストは時代のニーズに合わせて、いわゆるWeb 2.0系サイトで使用される技術をブラウザが満たしているかどうかを試すのに最適なテストだ。特にDOM Scriptingと一般的に呼ばれている技術、ECMAScript 262やW3C Document Object Model 2標準規格を満たしているかどうかを簡単に確認できる。もちろん、それ以外にもHTTPやCSSなどに関するテストも同時に行なわれる。
 
 Acid3には、100種類の小さなテストが含まれている。画面を表示させるとアニメーションが動き出し、右下に獲得点数が100点満点で表示される。Acid3テストで合格するには、この点数が100点満点を取ることと、アニメーションがスムーズに動く必要がある。
 
 WaSPでは、Acid3をInternet ExplorerやFirefox、Opera、Safariなどの主要なブラウザで実施し、既にいくつかの欠陥を発見していると主張している。同団体ではAcid3を使って、より標準規格に則ったブラウザ開発に生かされることを希望している。
 関連情報
 
 ■URL
 Acid3(英文)
 http://www.webstandards.org/acid3/
 ニュースリリース(英文)
 http://webstandards.org/press/releases/20080303/
 
 ■関連記事
 ・ AJAXの台頭でWaSPがDOM Scriptingタスクフォースを結成(2005/07/19)
 
 
 
 
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/03/04 13:03
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