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主語・述語・目的語を入力して3DCGを生成、NICTがアニメCGM技術を開発


Anime de Blog
 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は、3DCGキャラクターによる動画を生成・共有できる技術「3DアニメーションCGM」を開発したと発表した。同時に、Webサイト「Anime de Blog」を開設し、試験運用を開始。無料のユーザー登録を行なえば利用できる。

 3DアニメーションCGMでは、主語や述語、目的語を入力したり、あらかじめ登録してあるアニメーションや画像を選択してシーンを作成する。複数のシーンをつなげることで、1つの作品に仕上げる。アニメーションや画像に思い通りの素材がなければ、自分でデータを登録することも可能だ。

 アニメーションのデータ作成は、Anime de Blogのツール「AnimeEditor」を使用する。動作にはJRE 5.0 update12以降と Java3D 1.5.1が必要。はじめに、元になる3Dキャラクターをダウンロードしてから、動きを付けていく。作成したデータはプロジェクトファイル(.prj)で保存。シーンを作る際に、登録して作品に使用する。

 また、3DアニメーションCGMでは、ユーザーが登録したアニメーションや画像を共有して、必要な素材をキーワード検索できる。NICTは、「アニメーションのキャラクタデータ、動作データ、背景画像データなどの部品を蓄積、検索、利用できるCGMはこれまでなった」と説明。「今後は、企業と共同で実用化を目指すとともに、収集したアニメーションデータの活用分野を広げていきたい」としている。


シーン作成画面 アニメ素材の登録画面

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h19/080304/080304_2.html

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( 野津 誠 )
2008/03/05 11:39

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