米経済誌「Forbes」が5日、世界の億万長者番付を発表した。2007年まで13年連続で1位だったビル・ゲイツ氏が、今回はその座を明け渡した。
ゲイツ氏の総資産は、昨年より20億ドル増えて580億ドルだったが、今年は3位にとどまった。代わって投資家のウォーレン・バフェット氏が昨年の2位から今年は1位に。総資産は100億ドル増の620億ドルだった。2位には、昨年3位だったメキシコの“テレコム王”カルロス・スリム・ヘル氏とその一族が入った。総資産は600億ドル。
Forbesでは、MicrosoftがYahoo!の買収提案をしていなければ、ゲイツ氏が今年もトップだった可能性があると見ている。番付は2月11日時点の株価を元に算出しているが、買収提案を発表する前の1月31日と比べると、Microsoftの株価は15%下落しているのだという。
日本人の最高位は、124位に森トラストの森章社長とその一族(75億ドル)が入っている。IT関連では、149位に任天堂の山内溥氏(64億ドル)、201位にソフトバンクの孫正義氏(51億ドル)、446位に楽天の三木谷浩史氏(26億ドル)などの名前が見られる。
関連情報
■URL
The World's Billionaires(英文)
http://www.forbes.com/2008/03/05/richest-people-billionaires-billionaires08-cx_lk_0305billie_land.html
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( 永沢 茂 )
2008/03/06 20:52
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