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「アーティスト iGoogle」のトップページ
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グーグルは13日、Googleのトップページをカスタマイズできる「iGoogle」において、著名アーティストとコラボレーションする「アーティスト iGoogle」プロジェクトを開始した。第1弾として、イラストレーターのリリー・フランキーら9人がデザインしたiGoogleを提供する。各作品は専用ページから無料でダウンロードできる。
iGoogleは、検索ボックスを中心に、メール、ニュース、乗換案内などを利用できるガジェットを選んで、自由にカスタマイズすることが可能なホームページ。今回開始したアーティストiGoogleでは、“Internet Meets Art”をコンセプトに、アーティストが背景画像やガジェットをデザインした。ユーザーは、お気に入りの作品を選んで、iGoogleを彩ることができる。
なお、アーティストの各作品は、特定の時間や日付などのタイミングでデザインが変わるなどの工夫が施されている。作品によっては、ある瞬間のみに見られるプレミアムな画像も用意されるなど、さまざまな遊び要素が隠されているという。参加アーティストは、リリー・フランキーのほか、日比野克彦、北村信彦、隈研吾、Nigo(r)、野田凪、手塚治虫、山根Yuriko茂樹の9人。
今後、グーグルではアーティスト iGoogleを体験してもらうキャンペーンを展開する。3月14日から23日まで、京都の清水寺から青蓮院までの散策路を彩る「東山花灯路」において、アーティストスキンをモチーフにしたアート灯籠を京都市東山区の円山公園に展示する。また、4月12日から24日まで、東京都港区の六本木ヒルズでiGoogleをイメージしたカフェ「iGoogle Art Cafe」をオープンする。
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リリー・フランキーの作品「日常の中の、ささやかで、さまざまな風景。」
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山根Yuriko茂樹の作品「Rollin & Rollon's Cheapy Sweet Trip」
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日比野克彦の作品「BEYOND」
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手塚治虫の作品「鉄腕アトム」
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● リリー・フランキー「自分のガジェットを使っている人は好きになりそう」
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東京・渋谷の能楽堂でアーティストiGoogleの発表会が開かれた
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13日には東京都渋谷区の能楽堂で、アーティストiGoogleの発表会が開かれた。会見でグーグル代表取締役社長の村上憲郎氏は、「2006年秋に日本でスタートしたiGoogleは、幅広いユーザーに使われている。今回、アーティストの協力を得たことで、より楽しいiGoogleの世界を提供できる」と意気込みを示した。
また、今回のプロジェクトの意義について同社執行役員マーケティング本部長の岩村水樹氏は、「アートの新しい表現の可能性を切り開き、インターネットをより楽しくする。さらには、ユーザーとアーティストを結び付けられる」とアピール。なお、アーティスト iGoogleは世界各国で展開するが、日本が世界先行でスタートしたという。
発表会にはデザインを手がけたアーティストも出席。「PCは無料エロ動画をダウンロードするくらい」というリリー・フランキーは、「人の会社に行った時に自分のガジェットを使っていたら、その人を好きになりそう」と語り、自らが手がけたiGoogleの利用を呼びかけた。
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自らがデザインしたガジェットについて「何の工夫もない」と語るリリー・フランキーだが、「使っている人は好きになりそう」
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「グーグルにはつかみきれない面白さがある」という日比野克彦は、日めくりカレンダーのガジェットが、毎日0時になるとページが破れる音が鳴ることをアピールしていた
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関連情報
■URL
アーティスト iGoogle
http://www.google.co.jp/artist2008/
iGoogle
http://www.google.co.jp/ig
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( 増田 覚 )
2008/03/13 17:21
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