ボランティアもネットで統一、EUが公的コンサルタントサイト開設

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ボランティアもネットで統一、EUが公的コンサルタントサイト開設

　欧州連合（EU）の執行機関である欧州委員会はこのほど、慈善団体や政府機関、NGO、一般市民などを対象として、食品の無料供給についてWebベースのコンサルタントを受け付けるサイトを開設したと発表した。

　EUは現在27カ国に拡大し、その中には貧困層もかなり存在する。そんな中、食料を無料で提供するボランティア活動は個々の団体・個人が各々行なってきたというのが現状だった。そこで欧州委員会は、これらをまとめるためにインターネット上に一大コンサルタントサイトを開設し、5月14日まで意見を募集することとした。

　欧州ではCAPという共通農業政策が変更され、2008年には無償食糧配布についても見直しが迫られているという。欧州委員会では1986年以来、25億ユーロもの金額を食糧配布に充当。2007年には、18カ国の1,300万人に配布されたという。もともとこの配布プログラムは欧州の協同備蓄に頼ってきていたが、CAP改革でこの備蓄自体消滅したケースも存在しており、無償食糧配布のベースが完全に変更を迫られていることも実情であるとしている。

　EUでは各団体に対するFAQなども用意し、対策に当てている。EUでは加盟国が激増したことから、今回のようなネットベースの協力体制が欠かせなくなりそうだ。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（英文）
　 http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/08/462&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

（ Gana Hiyoshi ）
2008/03/24 16:24

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