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米Microsoft、連絡先データ移行で米Facebookら5社と提携を発表


 米Microsoftは25日、「Windows Live Contacts API」を利用することで、大手SNS計5社と提携したことを発表した。

 提携したのは、Facebook、Bebo、Hi5、LinkedIn、Taggedだ。この5社は、Windows Live Contacts APIと連携する機能を持つAPIを開発し、利用できるようにする。

 例えば、Windows Live Hotmailアカウントにある連絡先を、FacebookやBeboといったサイトに移行したい場合、手作業で移すか、あるいはメールアドレスとパスワードをSNS側に入力して移す以外にない。これはセキュリティ上の懸念を引き起こす。しかし、Windows Live Contacts APIを使えば、相手のサイトにこちらのパスワードを入力する必要がなく、安全に連絡先データを移行できる。

 この機能の活用事例を紹介するため、Microsoftは新しいWebサイト「www.invite2messenger.net」を公開した。このサイトでは、FacebookやBeboなどのSNSユーザーを、Windows Live Messengerのコンタクトリストに招待できるようになっている。これは、Windows Live Contacts APIを利用した一例ともなっている。

 SNSのデータを外部から利用できるようにすることは、GoogleやMySpaceらが推進するOpenSocialでも行なわれている。今回Microsoftが提案していることは、連絡先データの公開という一部分にすぎないが、どのSNSにも有用な方向性といえる。Microsoftと提携した5社のうち、Hi5とLinkedInはOpenSocial陣営にも加盟している。逆にFacebookとBeboはOpenSocialに否定的なことで知られている。


関連情報

URL
  Microsoft Live開発チーム公式ブログの該当記事(英文)
  http://dev.live.com/blogs/devlive/archive/2008/03/25/237.aspx

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GoogleとMySpace、オープンなソーシャルアプリ開発のためのAPIを公開(2007/11/02)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/03/26 13:43

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