総務省は2日、メールサービス「Yahoo!メール」において、メールのヘッダ情報が別のメールに誤って付加されて配送された問題について、ヤフーに対して情報の適正な管理の徹底を文書により指導した。
この問題は、Yahoo!メールにおいて、2007年10月31日~2008年2月21日の間に届いた約57,000通のメールが、別のメールのヘッダ情報が付加されてユーザーに届いていたというもの。ヤフーでは3月18日に事態を公表するとともに、総務省に対して電気通信事業法に基づく報告を行なっていた。
総務省では、ヤフーの報告を受け、他人の通信のヘッダ情報は通信の秘密として保護されるものだが、ヤフーの秘密の保護に対する安全管理体制は不十分だったと認められるとして、ヤフーに対して文書による指導を実施。通信の秘密の保護に関する意識の向上を図り、情報の適切な管理の徹底とともに、再発防止に努めるよう厳重に注意した。
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ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080402_1.html
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( 三柳英樹 )
2008/04/02 18:41
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