SNS世界最大手の米MySpaceは、大手レコードレーベル3社とジョイントベンチャーを作り、音楽のダウンロード販売を含む音楽ビジネスに参入すると発表した。
参画するレコードレーベルは、SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT、Universal Music Group、Warner Music Groupの3社。また、結成されるジョイントベンチャーは、「MySpace Music」と名付けられた。この提携に関わる金銭的な合意条件については公にされていない。
MySpace Musicの目的は、MySpaceのプラットフォームに音楽の管理・販売ツールを付け加えることによって、MySpaceのユーザーが新しい音楽を発見・共有し、ソーシャル化するためのプラットフォームにすることにある。
MySpace Musicの提供するコンテンツと音楽関連サービスは、MySpace内の3つのエリアに配置される。1つめはMySpace Musicのホームページ、2つめには既に500万以上あるMySpace内のアーティストのプロフィルページ、そして3つめはMySpaceユーザー個人のホームページだ。
これらの場所でMySpace Musicは、DRMフリー楽曲のダウンロード販売や、広告によって収益を上げるオーディオやビデオのストリーミング放送、携帯電話向け音楽販売サイトなどを提供する。
ジョイントベンチャー結成について、MySpaceの共同創業者兼CEOであるChris DeWolfe氏は、「今日は、近代音楽の歴史の新しい章の始まりと言える。我々は、音楽コンテンツの世界最大のコレクションと、世界最大の人気音楽コミュニティの結婚をここに発表する」とコメントしている。
関連情報
■URL
Warner Music Groupのニュースリリース(英文)
http://www.wmg.com/news/article/?id=8a0af81218f1a369011914f426661bb4
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/04/04 11:54
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