松下電器産業や富士ゼロックスなど18社は、組織の情報セキュリティの信頼度を格付けする会社「株式会社アイ・エス・レーティング」を5月2日に設立する。
新会社では、企業が取り扱う技術情報や営業機密、個人情報などのセキュリティレベルをランク付けする。具体的には、マネジメントの成熟度、セキュリティ対策の強度、コンプライアンスへの取り組みなどの観点から定量化し、記号や数値で指標化する。
複数の会社および業界に適用可能な評価基準を用いて、組織の情報セキュリティのレベルを評価する取り組みは、世界で例がないとしている。このほか、格付けに関連する調査・教育・出版などを手がける。営業開始予定は7月。
新会社の資本金は2億8,000万円、設立当初の社員数は約30人。代表取締役社長には株主の格付投資情報センターの中村哲史氏が就任する。株主はこのほか、富士通や野村総合研究所、凸版印刷、日本経済新聞社など18社。
なお、格付けの中立性を保つために大株主は作らない方針。業務開始までに第1次増資を予定しており、既にソニーほか数社が増資引き受けの意向を示しているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(富士ゼロックス)
http://www.fujixerox.co.jp/release/2008/0408_israting.html
( 増田 覚 )
2008/04/08 18:54
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