フリービットは15日、同社が開発した「MyVPN USB ノード」を自治体向けのSaaSに提供開始した。その最初のユーザーとして、北海道夕張市が導入することを決定したという。
MyVPN USB ノードは、指紋認証付きUSBメモリを使ってVPNを利用できるソリューション。これを4月より、BSNアイネットの地方自治体向け財務会計業務システムのSaaS「venas mint」に提供する。
venasは全国100以上の自治体や外郭団体で採用されている財務会計システムだという。MyVPN USB ノードによる指紋認証とVPNによって、システムや情報をデータセンターで一括管理できるようになったとしている。
一方、夕張市では財務会計システムを更新するにあたって、サーバーの購入や維持・管理業務が不要になるコストメリットやセキュリティ面で、ASP・SaaS方式でアウトソーシングすることを決定したとしており、入札の結果、venas mintを導入することになった。
フリービットによれば、MyVPN USB ノードはすでに民間企業や医療機関などで導入事例があるが、自治体での導入はこれが初めてだという。
関連情報
■URL
フリービットのニュースリリース
http://www.freebit.com/press/pr2008/20080415.html
BSNアイネットのニュースリリース
http://www.bsnnet.co.jp/info/press/080415_press.html
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・ フリービット、指紋認証付きUSBメモリを利用したVPNサービスを開始(2007/03/22)
( 永沢 茂 )
2008/04/15 16:13
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