マイクロソフトは15日、「Windows Server 2008」の日本語版を出荷開始した。
Windows Server 2008は、仮想化プラットフォーム技術「Hyper-V」、最小構成で堅牢なサーバーを構築できるという「Server Core」、クライアントPCの検疫を行なう「ネットワークアクセス保護機能(Network Access Protection:NAP)」などの新機能を搭載する。
Windows Server 2008日本語版は、パートナー13社から110機種以上のプリインストール製品が順次出荷されるとともに、全国の販売店・オンラインストアなどで16日からパッケージ版が発売される。
また、ソフトウェアパートナー213社、360以上のアプリケーションがWindows Server 2008をサポートするとともに、システムインテグレーションパートナー38社からは、基幹系ソリューションや仮想化ソリューションなど、各種SIサービスが提供される。
マイクロソフトはこれまで、社員やテクノロジを有効に活かす環境を企業ユーザーに提供することで、ビジネスにおける戦略的な資産としてITを位置づける取り組み「Dynamic IT」を推進。今回発表した3製品は、Dynamic ITを実現する中核製品群として位置づけているという。
また、パートナー各社による対応製品およびソリューションにより、従来ミッションクリティカル分野で多く利用されてきたレガシーシステムから、Windowsプラットフォームへの本格移行を一層推進し、次世代の企業システム基盤を提供すべく取り組むとしている。
【お詫びと訂正 2008/04/16 11:55】
記事初出時、「Visual Studio 2008」と「SQL Server 2008」についても出荷開始したと記述しておりましたが、今回出荷を開始したのは「Windows Server 2008」(プリインストール製品およびパッケージ版)のみです。(Visual Studio 2008は2月に出荷済み、SQL Server 2008は出荷日未定)。お詫びして訂正いたします。
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■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3418
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( 増田 覚 )
2008/04/15 18:18
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