東京都は15日、住居を失いネットカフェなどに寝泊りしているいわゆる“ネットカフェ難民”を対象として、各相談業務を実施するサポートセンター「TOKYOチャレンジネット」を新宿区歌舞伎町に開設すると発表した。4月23日から電話相談を開始し、4月25日から窓口相談を実施する。
東京都では1月に、住居を失いインターネットカフェや漫画喫茶などで寝泊りする「住居喪失不安定就労者」を対象とした支援業務を2008年度から実施すると発表していた。サポートセンターを新宿区歌舞伎町に開設し、生活支援や居住支援を行なうとともに、厚生労働省などと連携した就労支援を実施することで、安定した生活への促進を図る。
サポートセンターでは平日10時~17時(火・木は20時まで)の窓口相談を実施するほか、フリーダイヤルによる電話相談を連日10時~24時まで受け付ける。また、ゴールデンウィーク期間の4月29日、5月3日~6日は特別相談を行なう。
支援内容としては、生活相談、居住相談、就労相談を実施。生活相談では窓口での受け付けのほか、ネットカフェが多い地域を巡回するアウトリーチ相談も行なう。また、居住相談では、民間貸付物件の情報提供、賃貸借契約支援、敷金・礼金などの資金貸付を実施する。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/04/20i4f400.htm
■関連記事
・ 東京都、“ネットカフェ難民”に対する支援事業を4月開始(2008/01/09)
( 三柳英樹 )
2008/04/15 19:22
- ページの先頭へ-
|