GMOインターネットは16日、同社が運営するISP「ZERO」をリニューアルした。インターネット接続サービス以外はオプションとしてユーザーが選択できるようになった。
従来のZEROでは、いくつかのサービスをセットにしたプランから選択するかたちだったが、リニューアル後は、接続サービス以外のサービス(追加メールアドレスや迷惑メールフィルターなど)を任意に追加できるようになった。
また、複数回線を1つの契約で利用可能になったほか、サーバーも増強し、レスポンスを向上させたという。さらに、GMOインターネットが提供するドメイン名登録サービスやレンタルサーバーサービスなどを共通IDで利用できるようになった。
接続サービスの利用料金は、「ダイヤルアップ接続無制限」が月額105円、「フレッツ・ADSL接続」および「フレッツ・ISDN接続」がサービスごと月額735円、「Bフレッツ/フレッツ・光プレミアム接続」が月額1,785円となっている。
オプションサービスの料金は、「ウイルスチェックサービス」が1メールアドレス月額315円、「追加メールアドレス」が1メールアドレス105円、メールボックス容量追加・ホームページ容量追加がそれぞれ50MB月額525円、迷惑メールフィルターのベータ版が無料となっている。
ZEROは、基本接続料金無料のISPとして2000年7月にゼロ株式会社が開始した。その後、ゼロは2004年にISP事業を分割し、スカイマークエアラインズと合併。ISP事業は同年にGMOインターネット(当時はグローバルメディアオンライン)が継承した。
GMOインターネットはリニューアルについて、「昨今のインターネット接続における利用用途が多様化し、ユーザーのニーズにあったサービスが求められていることから、サービスの土台となる設備の見直しが必要になった」と説明している。
なお、従来のZEROサービスは、新規入会受付を終了する。既存会員については、6月より順次リニューアル後のサービスへ移行する予定。今後は、年内には次世代ネットワーク(NGN)接続への対応や固定IP接続サービスなど、複数の新サービスの追加を予定する。
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■URL
ニュースリリース
http://pr.gmo.jp/article/20080417_3279.html
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・ GMO、ゼロのISP事業継承について契約書を締結、継承期日は11月1日(2004/09/07)
( 野津 誠 )
2008/04/17 19:03
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