ディー・エヌ・エー(DeNA)は21日、同社が運営する携帯向けサイト「モバゲータウン」において、モバゲータウンの会員および会員の保護者、学校関係者などを対象に、青少年の悩み相談などに応じる窓口を開設すると発表した。専用相談窓口「モバゲー110番」への誘導を同日より開始する。
実際の窓口の運営は、ダイヤル・サービス株式会社が行なう。同社は、30年の歴史を持つ子ども電話相談「子ども110番」や、2007年に文部科学省から打ち出された「24時間いじめ相談ダイヤル」の委託業者などとして実績があるという。モバゲータウン経由の相談者に対しても、同社の臨床心理士やスクールカウンセラー、教職経験者らの相談員が、解決のためのアドバイスを行なう。
DeNAによると、モバゲータウンは10代のユーザーが約40%を占めており、4月9日現在で約400万人に上る。サイト外での友人同士のトラブルや学校内でのいじめについての相談がユーザーから寄せられることもあるという。また、ネットいじめのような社会問題が増えていることもあり、専門のアドバイザーによるケアが必要になっているとして、モバゲー110番を開始した。
相談は、まずモバゲータウンのカスタマーサポート窓口で問い合わせを受けた後、専用相談窓口の連絡先を紹介し、電話相談を促す流れ。ネット上のいじめにとどまらず、リアルでのいじめや引きこもり、不登校、無気力、学業不振などの相談にも応じる。受付時間は平日の17時から22時。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://blog.dena.ne.jp/press/archives/2008/04/post_34.html
ダイヤル・サービス株式会社
https://www.dsn.co.jp/
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( 永沢 茂 )
2008/04/21 15:34
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