米Trend Microは1日、Googleの広告配信サービス「Google AdWords」を騙るフィッシング詐欺を発見したことを明らかにした。Google Adwordsの偽サイトに誘導し、クレジットカード情報を盗み取ろうとするという。
このフィッシング詐欺では「Update your payment information」という件名のメールが送られてくる。メール本文では、ユーザーへの広告費支払いが正しく行なわれていないため、支払い情報を更新するように記載。「 http://www.adwords.google.com/select/login 」というGoogle AdWordsページのアドレスが貼られているが、アクセス先は偽サイトとなっている。
Google AdWordsの偽サイトでは、Googleアカウント(メールアドレスとパスワード)の入力を求めるが、実際にはどのような情報を入力しても支払い情報ページに移行するという。支払い情報ページでは、クレジットカード情報や住所を入力させ、入力が終了するとGoogle AdWordsアカウントが正しく更新されたというページが表示される。ユーザーが入力した情報は、SSL通信でリモートサーバーに送信されるという。
なお、Google AdWordsの偽サイトでは、悪意のある暗号化されたJavaScriptを読み込もうとするが、コードにいくつかのバグがあるため実行されないとしている。
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「Google AdWords」の偽サイト
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偽サイトではカード情報を入力させる
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関連情報
■URL
Trend Micro公式ブログ(英文)
http://blog.trendmicro.com/google-adwords-phishing/
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・ Gmailを装い架空の支払いページへ誘導するフィッシングサイト(2006/07/11)
( 増田 覚 )
2008/05/02 13:27
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