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米MySpace、プロフィールデータなどを他サイトでも利用可能に


 SNS世界最大手の米MySpaceは8日、MySpaceに登録しているデータを他のサイトでも利用できるようにするための新しいイニシアティブ「Data Availability」を発表した。現時点で米Yahoo!、米eBay、米Photobucket、米Twitterが参加している。

 MySpaceには現在、全世界で1億1,700万ユーザーがおり、それぞれがプロフィールページを保有している。今回のイニシアティブでは、ここに登録してある情報を他のサイトでも利用できるようにし、MySpaceはデータのハブになることを目指すものだ。

 つまり、MySpaceにプロフィールや写真、趣味などのデータをアップロードしておけば、他のサイトのデータも自動的に更新され、全データをMySpace上で管理できるということだ。

 このイニシアティブの枠内で、MySpaceユーザーはどのデータを公開するかを選択できる。公開できるデータは今のところ、基本的なプロフィール情報、MySpace Photoの画像、MySpace TVの動画、友人のネットワークの4つに絞られている。今後数週間以内に、MySpaceユーザーは管理画面からどのデータを公開するかを選択できるようになるという。

 例えば、今回提携したYahoo!の場合、Yahoo! IMにMySpaceの写真やプロフィール、音楽を表示させたり、Yahoo!が公開予定のユニバーサルプロフィールページに公開できる。eBayでは、自分のプロフィールにMySpaceと同じ自己紹介や画像、動画を公開でき、その結果オークション参加者とより個人的な関係を築きあげることが可能だ。Twitterでも、MySpaceのコンテンツを表示させ、コンテンツをより充実させることができる。

 このイニシアティブでは、技術としてOAuthとRESTfulAPIを使用し、オープンな標準規格に基づいて、可能な限りオープンな実装を行ないたい考えだ。さらに今回、MySpaceはData Portabilityプロジェクトに公式に参加し、今後もオープンであること、オープンな標準規格を採用することに注力していくと表明した。

 MySpaceはすでに、Googleとともに主導しているOpenSocialプロジェクトにも参加しており、SNS上のアプリケーションのAPIで協力している。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.businesswire.com/news/home/20080508006009/en

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/05/09 12:04

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