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DDoS攻撃による企業への恐喝行為が相次ぐ、ラックが注意喚起


 ラックは15日、WebサーバーへのDDoS攻撃を通じた恐喝行為に関する相談が相次いで寄せられているとして、注意喚起を行なった。

 ラックによると、同社の緊急対応サービス「個人情報119」に、4月後半から相次いで企業からDDoS攻撃を通じた恐喝行為の相談が寄せられているという。恐喝行為は、まず企業のWebサーバーにDDoS攻撃が行なわれ、その後に攻撃を止める代わりに特定の口座に金銭を振り込めといったメールが来るもの。

 相談が寄せられた中で、最も大量の通信が観測された事例では、最大で800Mbpsの流入トラフィックが発生。これは、平常時の当該企業のWebサーバー宛に送信される40倍以上の通信量にあたるという。

 ラックでは、DDoS攻撃および恐喝を受けた場合には、スタンスとして恐喝行為に屈しないことが重要だとして、直ちに都道府県警察本部のサーバー犯罪相談窓口と利用しているISPに相談することを呼びかけている。また、ISP事業者に対しても、顧客からの相談に対応できるよう準備をすることと、顧客への注意喚起の検討を求めている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.lac.co.jp/news/press20080515.html


( 三柳英樹 )
2008/05/15 12:21

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