シックス・アパートは、ブログサービス「TypePad」の携帯電話向けコンテンツ表示モジュール「TypeCast」と、TypeCastに含まれる絵文字画像データを16日より無償公開する。
TypeCastは、携帯電話のブラウザでブログを表示する際に、各キャリアの仕様にあわせてコンテンツを最適化するモジュール。Atomによって取得したデータを、各キャリア独自のHTMLフォーマットに自動変換して出力する。
また、TypeCastには、250種類以上の絵文字画像が含まれている。画像は、携帯電話各キャリアの絵文字と対応するように作成されているが、PCだけで閲覧できるWebサイトやアイコン画像など、携帯電話以外での用途にも利用可能という。
従来、TypeCastは、TypePadの携帯電話対応機能として提供されていたが、今回から、フリーソフトウェアライセンスで単体で提供されることになった。絵文字画像データはクリエイティブコモンズライセンスで提供される。TypeCastのソースコードはバージョン管理システムから取得可能。絵文字画像データはTypePadのサイトからダウンロードできる。
このほか、TypeCastは、シックス・アパートがオープンソースライセンス版として提供しているブログソフトウェア「Movable Type Open Source(MTOS)」にも対応しており、MTOSで作成したブログをTypeCastを介して携帯電話で表示させることが可能だ。今後は、「より汎用的に利用するためのモジュール化を進めていく予定」とのことで、各モジュールを個別にシステムに組み込んで利用したり、Atomに対応したWebサービスであれば、TypeCastによって、各携帯電話向けに最適化されたページを公開することが可能になる。
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■URL
ニュースリリース
http://www.sixapart.jp/press_releases/2008/05/15-1100.html
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( 野津 誠 )
2008/05/15 18:33
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