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Live2Dで作成したキャラクター
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サイバーノイズは16日、2Dのイラストから、表情や顔の向きを変えた3D風のアニメーションを生成できる技術「Live2D Flash版」を公開した。現在は技術公開の段階につき、Live2Dのサイトでサンプルキャラクターを操作できるデモが公開されてる。
Live2Dでは、3D表現が難しい描画のイラストでも、立体的に見せて動きを付けることができる。3Dでイラスト風に描く技術(トゥーンレンダリングなど)と違い、2Dのイラストを3Dのように見せているため、キャラクターを自由に回転させることはできない。
Live2Dの動画作成では、サイバーノイズが独自に開発した専用エディタ(モデリングツール、オーサリングツール)を使う。モデリングツールでイラストからLive2Dモデルを作成し、オーサリングツールで動画を作成する。また、アバターやゲームなどのプログラム中でLive2Dモデルを描画できるレンダリングエンジンも開発した。
従来、Live2DはJava版を公開していたが、より汎用性の高いFlash版によって、バナーやAIRアプリケーションなど、さまざまな応用が可能となった。また、Flash版では、データ量が少ないのも特徴だ。MP3の音声にあわせて、自動で口を動かすリアルタイムリップシンク機能も備える。
今後、サイバーノイズでは、マンガ作成ツールやFlash風アニメ作成ツールなどの公開・販売を2008年中に予定する。なお、同技術は、IPAの「未踏ソフトウェア創造事業」の支援を受けて開発された。
関連情報
■URL
Live2D
http://www.live2d.jp/
( 野津 誠 )
2008/05/16 17:15
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