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IPA、「情報セキュリティ白書2008」を出版


 情報処理推進機構(IPA)は23日、2007年の情報セキュリティ関連の被害や対策状況をまとめた「情報セキュリティ白書2008」を出版すると発表した。情報セキュリティ白書2008は、広く一般への普及を目的として店頭販売を行なう。出版社は実教出版で、価格は1,200円。

 IPAの情報セキュリティ白書は、過去2年間は「注目すべき10大脅威」の紹介を中心に発行してきたが、今回の白書はこれに加え、2007年に関連機関・組織が公表した情報を参照し、被害と対策実施の状況、制度および人的な基盤などについて動向を分析し、今後を展望している。

 また、ボットなどの「見えにくくなる」脅威に対して事前予防的な対策の必要性を示しているほか、社会全体として取り組みが必要と予想される「IT社会を支える基盤としてのアイデンティティ管理」「暗号の安定性低下によるシステム移行立案にあたっての課題」「組み込みシステムのセキュリティ」の3つの個別テーマについても紹介している。また、「10大脅威」については、後日IPAのサイトでも公開する。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ipa.go.jp/security/publications/hakusyo/2008/hakusyo2008press.html

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( 三柳英樹 )
2008/05/26 11:38

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