真宗大谷派(東本願寺)は26日、同派親鸞仏教センターの定期刊行物の送付先名簿3,416人分がファイル交換ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。
流出した情報は、親鸞仏教センター刊行の情報誌「アンジャリ」の送付先名簿3,416人分で、氏名や住所、電話番号などが含まれる。同センターでは匿名のファックスや電話にて通知を受け、確認を行なったところ、流出の事実が判明したと説明している。
真宗大谷派によれば、同派親鸞仏教センターの職員が自宅作業目的で、個人情報が含まれるデータをUSBメモリにコピーして持ち出し、インターネットカフェのPCに接続して作業した際に、Winnyを通じて流出したと説明。当該PCがウイルスに感染していたなどの詳細な原因は特定できていないという。
真宗大谷派では、個人情報の持ち出し禁止と、ファイル交換ソフトの利用を禁止していた。個人情報流出の該当者には、文書による謝罪を行なうほか、その他関係各位に対しても、機関誌およびWebサイトを通じて謝罪する。また、真宗大谷派宗務所内に専用対応窓口も設置した。なお、現在までに、流出した個人情報が悪用されたなどの報告は受けていないとしている。
関連情報
■URL
個人情報の流出についてのお詫び
http://www.tomo-net.or.jp/info/news/080526.html
( 野津 誠 )
2008/05/27 13:18
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