ヤフーは30日、全国の小学生から大学生までの保護者を対象にした、子供のインターネット利用に関する意識調査の結果を公表した。子供のインターネット利用については、「学校などでのインターネット教育を充実」「子供の育成に合わせて保護者が判断」とする意見が、「政府が一律で規制すべき」とする保護者の割合を上回った。
調査は、Yahoo!リサーチパネルを利用したインターネット調査によるもので、回答者数は3,200人。実施期間は5月12日~16日。
調査によると、子供に携帯電話を利用させるにあたって不安なことについては、「長時間の利用により利用料金がかさむこと」(51.3%)、「誹謗・中傷などコミュニケーション上のトラブルに巻き込まれること」(46.3%)、「有害な情報を見てしまうこと」(44.1%)、「架空請求・不当請求を受けること」(41.7%)などが多くの回答を集めた。
子供のインターネット利用についての保護者の考え方としては、「利用時間ややって良いことと悪いなどのルールを決めておく」が55.6%と最も多く、以下、「保護者が子供の様子を観察し、異変があればその都度適切に対応する」(50.1%)、「学校やその他教育機関でインターネットについての教育をした方がよい」(33.6%)、「事件の報道を子供に見せるなどして、危険性を認識させておく」(32.5%)などが続いた。
子供のインターネット利用について、望ましい政府の対応としては、「政府が、学校などでのインターネット教育の充実をさせた方が良い」が46.8%、「政府ではなく、子供の育成にあったサービスは保護者が判断した方がよい」が43.3%で、「政府によって一律で規制すべきである」は23.8%にとどまっている。
関連情報
■URL
Yahoo! JAPAN
http://www.yahoo.co.jp/
( 三柳英樹 )
2008/05/30 17:03
- ページの先頭へ-
|