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ネットコンテンツを電光掲示板風に表示する横長ディスプレイ


ANOBAR

リアルタイム実機デモをANOBARのサイトでストリーミング配信中
 アノドスは16日、インターネット上のコンテンツを電光掲示板のように表示できるディスプレイ「ANOBAR」を開発したと発表した。コンセプトモデルのため、販売計画や事業化については未定だが、10月よりコンテンツ開発者向けにモニター配布を予定している。

 「ANOBAR」は、640×96ピクセルのFED(電界放出ディスプレイ)画面に、ネットで配信されている情報を表示できる。サイズは354×85.5×97mm(幅×高さ×奥行)で、重量は約2kg。OSにWindows XP Embeddedを搭載し、メインメモリ1GBとフラッシュメモリ2GBを備える。

 ネット接続は有線LAN(10/100BASE-T)のほか、NTTドコモのデータ通信端末「FOMA A2502 HIGH-SPEED」が使用できる。本体背面にUSB端子を備えるが、これは「FOMA A2502 HIGH-SPEED」専用になっており、他のUSB機器を接続しても認識されないという。ステレオスピーカーや人感センサー、専用リモコンも備える。

 「ANOBAR」にコンテンツを表示させるには、専用サイトのユーザーページで配信情報の設定を行う。任意のニュースサイトやブログのRSSを登録することが可能だ。また、「2ちゃんねる」の「番組ch」や「市況」をリアルタイムで表示できる。これは本体にプリセットされており、リモコン操作で放送局を選んで表示する。

 このほか、自分の作ったFlashコンテンツを登録して表示したり、「ANOBAR」専用メールアドレスにメールを送信し、受信したメールの内容を表示させる機能なども用意する。ANOBAR専用コンテンツプレーヤーも搭載しており、ゲームやクロック、メッセージボード、フォト&ミュージックプレーヤーを使用することも可能だ。

 アノドスでは、Webコンテンツの開発者向けに「ANOBAR」のモニター配布を10月より行う予定だが、配布台数や配布方法などは今のところ未定。同社は、「製品化するならば、2万円台での提供を考えている。ただし、現状では1製品の部品コストだけで20万円かかっている。安価なディスプレイを採用するなど、コストダウンの余地は十分にあるので、今後開発を進めていきたい」とした。


ANOBARの表示例 リモコン

関連情報

URL
  ANOBAR
  http://anobar.jp/


( 野津 誠 )
2008/07/16 16:32

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