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ヤフーが世界初の「興味関心連動型広告」、今秋にスタート


インタレストマッチの概要
 ヤフーは、ユーザーの興味に沿った広告をWebページに表示するクリック課金型広告「インタレストマッチ」を今秋より開始する。ユーザーが閲覧しているWebページの内容に加え、過去のWebページ閲覧や検索の履歴、Yahoo! JAPAN IDに登録した属性情報などから興味を絞り込むことで、「ユーザーが現時点で最も興味のある広告を掲載できる」という。このような広告サービスは、世界初としている。

 ユーザーの興味を推定する方法としては、Webページを閲覧する直前の検索履歴、過去数週間で閲覧したWebページの内容、Yahoo! JAPAN IDに登録した性別や年齢などの属性情報、アクセス元のIPアドレスから算出した地域情報、Webページにアクセスする時間帯や曜日などを分析。これをもとにユーザーの興味を推定し、閲覧中のWebページの内容に適した広告を表示する仕組み。

 広告の配信先は、「Yahoo!ニュース」や「Yahoo!テレビ」などYahoo! JAPAN内のPC向け主要サイト。「すでに検索連動型広告が表示されている検索結果ページやYahoo! JAPANのトップページを除くサイトに配信する予定」(ヤフー広告本部長の武藤芳彦氏)で、月間200億ページビューが対象となる予定だという。個人ブログを含む外部サイトに広告を配信する「アドパートナー」を通じた配信も行う。

 また、サービス開始から約1カ月後には、携帯電話向けサイトに対応するほか、オーバーチュアの主要パートナーが運営するサイトにも段階的に配信する。8月上旬から代理店経由の申し込みを受け付け、年内にはオンラインからの申し込み受け付けも開始する。

 なお、インタレストマッチは、ヤフーと、2007年8月に子会社化したブレイナーの技術、オーバーチュアの営業・運用ノウハウをもとに開発したという。


インタレストマッチの配信先 インタレストマッチの今後の展開スケジュール

ネット利用時間の8割以上が広告の潜在ニーズ

ヤフー代表取締役社長兼CEOの井上雅博氏
 ヤフーはこれまで、ユーザーが閲覧中のWebページに広告を配信するサービスとして「コンテンツマッチ」を提供していた。しかし、直前の検索履歴やWebページ閲覧履歴、ユーザーの属性情報などを加味した広告配信には対応していないため、「ユーザーの興味を正確に理解するのが難しかった」(ヤフー代表取締役社長兼CEOの井上雅博氏)。こうした欠点を補うインタレストマッチを「興味関心連動型広告」と名付け、今後は、コンテンツマッチを順次、インタレストマッチに切り替える予定だという。

 さらに井上氏は、主力広告商品である検索連動型広告「スポンサードサーチ」について、「効率は良いが、検索の利用はネット利用時間の5%程度。ネット利用時間の8割以上が検索結果ページ以外で費やされている」と説明。検索結果ページの10倍以上が「潜在ニーズ」となっている状態と語り、月間200億ページビュー以上を対象にするインタレストマッチを提供することで、スポンサードサーチと同等の収益が見込めると意気込んだ。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://pr.yahoo.co.jp/release/2008/0717a.html

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( 増田 覚 )
2008/07/17 20:03

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